人生をしゃぶりつくせ
はじめまして、RYUUZENです。
あなたがこれを読んでいるということは、この常識世界、資本主義社会に何らかの不満を感じ、葛藤しながらも、生活のためには常識の中で生きていくしかない。そう考えているのではないでしょうか?
私もかつてはそうでした。
常識に従った結果、地獄を見た
遊びを我慢して勉強し大学に入学するも、就職でも負けじと競争し大企業に入社。しかし入社まもなくパワハラや残業で身を削り、生活のための仕事と割り切るもののプライベートがまったくなく働き続け、我慢しすぎて病気になった。
不整脈、鬱、自分を我慢しすぎたのが致命傷だった。
ただせっかく頑張って入社した企業。休みをもらって実家に帰るも親が息子を自慢する姿を見ると、我慢して働こうと思った。
部署も変わりなんとか普通の生活ができるまでに。
やっと手に入れたアフター6。
早期FIREを目指して投資の勉強に励んだ。
不動産投資。これが自分をFIREに導いてくれるに違いない。
そう信じて毎日本を読み、資格を取り、不動産業者をめぐる。
仕事の時間ももったいない。あの手この手で戦略的に仕事を効率化し自分時間を作ることも専念した。
時間を作っては自分の投資に費やした。
楽しかった。イキイキした。
無事1棟、2棟と買い進め、順調に投資をしていった。
あの日までは・・・
容赦ない魔の手
慣れたもので、30歳を超える頃には不動産業者も驚くほどの知見を持ち、スカウトされるまでになった。
銀行の融資の情報も業者より詳しい。銀行にもどんどんと自分からあたっていった。
買い進めてこのまま資産を増やしていき、40歳には完全なFIRE・・・そう思っていた矢先に大きな詐欺に遭った。
マンション建設を依頼していた会社が飛んだ。被害数千万円。銀行からの融資なので返済が必要。
ただ自分にはある程度の資産があった。
建て切るしか頭になかった。業者も投資仲間も多くいたので相談した。
業者から紹介を受け、新たな建設会社が決まった。納得のいく金額で安堵した。
数ヶ月後、建設会社の連絡が途絶えた。
また詐欺に遭った。現金数千万円。自己資金がほぼほぼ無くなった。
銀行に相談するもこれ以上の融資はダメ。他物件を売却することに。
ある程度のお金になった所で何を血迷ったか、また魔の手にひっかかってしまった。
知人が新たな投資を紹介してきたのだ。
知人なので安心して投資した。それがまた詐欺だった。
本当の無一文。
残ったのはいくつかの物件と建築途中の物件、そして多額の借金。
一人で泣き崩れたこともあった。
このような状況でも家族を養わないといけない。
仕事をしても借金返済に追われる毎日。
当然仕事にも身が入らない。でも仕事しないと生活できない。借金も返済できない。
正直辛かった。仕事のストレス、借金のストレス、もう限界…
人生が変わった瞬間
数年間、鬱々悶々とした日々を送った。
機械のように働き、感情を捨て、でもどこかに落ちていった感情を取り戻すように宗教に走りそうになったこともあった。
昔読んでた投資本も、いつの間にか宗教やスピリチュアル本に変わっていった。
読書、仕事、育児、そんな日々を送っていた。もうFIREのことなんて一ミリも考えていなかった。
そんな時に何かが弾けた。
苦しみながら生活している姿を見ながら自分の息子は自分をどのように見ているのだろうか。
こんな大人にはなりたくない、そう感じるに違いない。
過去の後悔に唸り、今を機械のように生きる自分に気づいた。未来を見て今を生きていない。
「人生は二回ある。一度しか人生がないと気づいたとき二回目の人生が始まる」
孔子の言葉。この言葉が心臓に突き刺さった。
そして2回目の人生は息子に誇れるような親になる。そう誓った。
息子のためにも、自分が人生を楽しんでいれば、息子に見せられるくらいの背中になれば、そうすれば家族だけでなく周りにも幸せを運べ、自ずから自分も幸せになれる。
そう。今まで常識に囚われすぎて優先順位を誤っていた。
苦しみながらではなく楽しみながら生きる。どんな状況でも楽しむ。
非常識な選択が生んだ奇跡
そこからは、仕事をしながら何か他に楽しいことを考えていた。
そして、なけなしのお金で昔からやりたかった飲食店を開業。
コロナ禍の真っ只中、周りの店が軒並み閉めている中で開店を敢行した。
お金がなくなる怖さよりもワクワクの方が勝っていた。
開店後すぐに毎日満席状態。半年後には小型店のわりに月最高600万円売り上げるまでになった。
今まで不動産投資、不動産経営しかしてこなかった自分が飲食店経営。
お金お金と投資の時にはお金しか頭になかった自分が、今や経営で自分のお金は二の次に。お金なんて正直どうでもよかった。従業員の給料、飲食店の繁盛が第一優先。
2店舗目も開業した。
飲食店経営、不動産経営、育児、家族、会社仕事。
楽しみながら自分の優先順位に忠実に行動していった。
会社の仕事は正真正銘のバイト感覚になった。
給料がというよりも、自分でいくつも経営しているから、もう会社仕事で得られることもほとんどない。
ほとんどが茶番。大人のおままごと。
ゆえに毎年有給は全消化。さらに休みたいときは欠勤も辞さない。育休もとった。あまりにも会社がバカらしくなって逆に病気になり傷病休職をとったこともあった。
ままごとなので最小限の労力で会社仕事は普通以上にこなす。
自分にやりたいこと優先すべきことがあるからこそ、戦略的に会社を利用する。この技術は会社人生約15年で培ってきたもの。
そして今では不動産会社まで作って経営に励み、不動産のアドバイザー業や、私のように自由なサラリーマンになるためキャリアという言葉に惑わされないように自分で生きていくノンキャリアコンサルタント業も行っている。あと休職支援活動も。
会社員でありながら、会社員の枠を完全に超えた生き方。
常識という他人の思想に振り回されずに非常識に生きる。
非常識に生きないと非常識な結果は生まれない。
今、伝えたいこと
サラリーマン歴15年。うつ病、パワハラ、詐欺被害、借金…
普通なら諦めるはずの状況を何度も経験した。
でも今、心から言えます。
「我慢して生きる必要はない」
- 会社に時間を奪われることなく、自分のビジネスを構築する方法
- 休職や欠勤を戦略的に使って人生をコントロールする技術
- 失敗を恐れずにチャレンジし続けるマインドセット
- 常識という名の「思考停止」から抜け出す具体的手法
- 子供に誇れる背中を見せる生き方
退屈な人生を送っている人、不安や不満だらけの毎日を過ごしている人、自分の人生について悩んでいる人に、「別の生き方があるんだ」ということを知ってほしい。
周りに振り回されずに、自分の人生を歩むためにも。
「人生は二回ある。一度しか人生がないと気づいたとき二回目の人生が始まる」